取締役 ○○部長 名前
入社までの経歴は?
京都大学大学院を出た後、2008年にNTTデータ経営研究所というコンサルティング会社に入り、その後2010年11月からはグリーでデータ分析や数値管理に携わっていましたが、代表の簗島とは当時から定例でミーティングを重ねていた関係で、後に誘われて2014年4月に当社に入社しました。
グリーでも会社の成長過程を経験してエキサイティングだったので、もう一度それを体感したかったのと、「誰と」という軸を重視して、新しい領域で秀でた人と仕事してみたいというのが転職理由でしたね。
DMP技術の根幹を成す開発本部ですが、どのような組織ですか?
私を入れて3人の少数精鋭です。とりあえず人を増やすのではなく、創りたいプロダクトや価値があって、そのために必要ならというようにPDCAを考慮して、徐々に人を入れて今に至っています。ですから、開発本部自体が100人の組織を目指すかというと、今の方針ではそうはならないですね。ある意味でコストセンターだという意識、視点は当社の開発には必要です。ですから、開発本部の理念の一つとして「車輪の再発明はしない」ということを言っています。既製品で使えるものがあれば、それを究極まで使いまわすことをまず考え、自分たちでゼロから作る領域は増やし過ぎないようにしています。効率を重視して、無駄にがんばり過ぎないこととも言えるでしょう。
DMP事業における開発本部の仕事の醍醐味は?
当社のプロダクトはプラットフォーム的に、インターネット上のユーザー情報をいろいろなツールに連携して使えるようにして分析するものなので、他社の本当に様々なプロダクトと関わりがあります。広告配信の仕組みとつながる場合もあれば、ネットリサーチでアンケートをとってユーザー分析をしたり、チャットツールとつながってチャットで来た人の属性を想定してそれを元に接客してもらうなど、性質上いろいろとつながっているので業務の幅が本当に広いんですね。いわゆるデジタルマーケティングの全てのプロダクトと関わり得るので、その業務の幅の広さは一番の面白みでしょう。人数も少ないので、興味を持って手を挙げてもらえれば、その案件は任せられるというのもあります。
提携先、連携先はまだまだ増えていきます。以前は当社も知名度がなく、お願いしてつながせてもらっていましたが、今は大所とはほとんどつながって業界内での地位も確立してきたので、逆に先方からお願いされることがほとんどです。こちらからの場合には向こうの接続仕様に合わせて当社で開発するのですが、最近はこちらの仕様を伝えて先方に開発していただけるので、接続先の増加に比しても、工数的にはだいぶ楽になっています。会社の成長を実感しますね。
開発本部で仕事をする場合、どういうことが求められますか?
技術的なバックボーンよりも、意思があることが重要ですね。エンジニアというのは自身で常に、どういうものを作るのか、なぜそれを創るのかを自問自答すべきだと思っています。システムインテグレータで指示書に従って納期どおりに丁寧に仕事するのとは違います。当社の考え方としては、何かを作るのは手段であって、目的はお客様にどういう価値を提供するかにあります。そこを理解し、共感してもらい、自分で考えて手を動かせる人を求めています。今のお仕事が窮屈だと感じられているような方に、ぜひチャレンジしていただきたいですね。
私自身、仕事は楽しくあるべきと思っています。苦労を美徳とするのではなく、まじめに楽しく仕事してそれがお客様に評価いただけるというのが一番良い。仕事だからといって、自分が納得いかない、面白くないようなことを無理にするのではなく、楽しく仕事をして、その結果として良いプロダクトを生み出せるような組織、会社でありたいと思って日々仕事をしています。